137億円の損失もへっちゃら - マンチェスター・シティ ファンサイト

公開日:2010/01/20
137億円の損失もへっちゃら

137億円の損失もへっちゃら
うなるほどある資金、そのうちこの投資も
ある程度は返せるだろうチャンピオンズリーグの常連になって・・・

マンチェスターCは現地時間6日(以下現地時間)、クラブの公式HPで2009年5月期の決算を発表し、9260万ポンド(約137億円)の損失を計上したことを明かした。イングランドサッカー史上最高額の損失だが、クラブ側は将来に向けた様々な投資によるものと説明している。ロイター通信が報じた。
08年9月に大富豪のシェイク・マンスール氏を新オーナーに迎えたマンCは、同月にロビーニョとジョーのブラジル人FWふたりを獲得。このとき費やした 5000万ポンド(約74億円)が今回の収支に含まれている。なお、マンCは昨夏に1億1700万ポンド(約173億円)を投じてFWエマニュエル・アデバヨル、カルロス・テベスらを補強しているが、こちらは前年度の収支には含まれない。
同クラブによると、売上高は6%増の8700万ポンド(約129億円)で、テレビ放映収入は12%増の4830万ポンド(約72億円)とそれぞれアップ。選手の報酬が、総額で2540万ポンド(約38億円)から3940万ポンド(約58億円)へ増大した一方で、平均観客動員数は4万2081人から4万 2890人と微増にとどまっている。なお、UEFAカップの影響もあり、チケット収益は180万ポンド(約3億円)に上ったという。
クラブは公式HPで、昨年度の収支が「チームと下部組織、設備やウェブサイト、技術導入など、クラブのあらゆる分野における計画的投資の始まりを示している」と発表。金額の大きさは驚くことではなく、「クラブがピッチ内外で求める成功のために、今後数年間は同様な収支になることが予想される」としている。
同クラブはまた、シェイク・マンスール氏が3億490万ポンド(約452億円)の株式をクラブ資産へ移し替える形で負債を帳消しとし、さらに「経営に携わる意思表明」として8960万ポンド(約133億円)相当の株式を購入したことも発表した。(ISM)

update: 2010年1月20日2:58 am