いよいよシャフタール戦 - 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2015/02/18
いよいよシャフタール戦

いよいよシャフタール戦
しかしシャフタールは本拠地のスタジアムが危険な情勢で使えない

シャフタールにとってもホーム感覚では無いだろう
こんな状況こそ外に行ったなあ感で
試合だけじゃなくそっちの方も気になる

シャフタールが本拠地を置くウクライナ東部ドネツク近辺では新ロシア派武装勢力と政府軍の戦闘が続き、危険な情勢にある。シャフタールの本拠地ドンバス・アレーナも爆撃により被害を受けたと伝えられている。シャフタールは遠く離れた国内西部へ拠点を移すことを強いられており、バイエルン戦も西部リヴィウのアレーナ・リヴィウで開催される。FWトーマス・ミュラーはこの状況について次のように述べた。(Goal)

ウクライナ東部で政府軍と親ロシア派との対立が続いているため、東部ドネツク(Donetsk)がホームのシャフタールは現在、普段のリーグ戦は首都キエフ(Kiev)で行っており、今回のチャンピオンズリーグはポーランドとの国境に近いリビウ(Lviv)で開催される。試合が行われるアレナ・リビウ(Arena Lviv)は、シャフタールの本来の本拠地ドンバス・アレナ(Donbass Arena)から1000キロメートルほど離れた場所にある。ドンバス・アレナは現在、人道支援団の拠点になっており、スタジアムの外壁は砲撃で傷ついている。バイエルンは14日の試合でハンブルガーSV(Hamburger SV)に8-0で大勝しているが、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督、そしてチームを彩るスター選手たちも、シャフタール戦はいつものアウェーゲームとはまったく異なるものになることを覚悟して旅立つことになる。バイエルンは16日の14時45分にミュンヘン(Munich)を発ち、18日の午前0時半にリビウを離れるという、わずか36時間未満の遠征を組んだ。これはウクライナ滞在の時間を最小限に抑えるためで、試合後に行われるパーティーの出席も今回は辞退している。(AFP=時事)

今季のCLで優勝候補筆頭に挙げられるバイエルンはウクライナに乗り込む。しかしこの一戦は本来、シャフタールの本拠地であるドンバス・アレナで行われるはずだが、同スタジアムはウクライナ軍と衝突した親ロシア派による砲撃を受けて閉鎖中。カルパティ・リヴィウの本拠地であるアリーナ・リヴィウで開催される。(フットボールチャンネル)

シャフタールは、最高水準のスタジアムである本拠地ドンバス・アレナ(Donbass Arena)に砲弾が降り注いでいるため、遠方の地でホームゲームを強いられており、バイエルン戦は本拠地から1000キロメートルほど離れた場所にあるポーランドとの国境に近いリビウ(Lviv)で開催される。ウクライナ東部で政府軍と親ロシア派反乱軍の戦闘が行われたことで、東欧州の強豪シャフタールは大打撃を受けている。国内リーグ5連覇中のシャフタールは、今季すでに3敗を喫しており、首位ディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)を勝ち点5差で追いかけている。シャフタールは現在、首都キエフ(Kiev)にある収容人数1700人程度のバニコフ・スタジアム(Bannikov Studium)を本拠地としており、本来のホームスタジアムで5万人以上収容できるドンバスは、人道支援団の拠点に使用されている。(AFP=時事)

グアルディオラ

私はバルセロナを指揮していた頃に4、5回シャフタールと対戦した。彼らはトップレベルのクラブの一つだ。彼らにはルイス・アドリアーノ、ドウグラス・コスタ、アレックス・テイシェイラなど素晴らしいブラジル人たちがいる。それに彼らにはCLの舞台で沢山の経験がある。もし我々があるべきレベルでプレー出来なければ、シャフタールに敗れることだろう。だが我々はいい状態にあり、いい雰囲気にもある。フランク・リベリーはプレー出来るし、シャビ・アロンソは昨日と今日トレーニングを行った。ただ状態に関してはまだ疑問が残るところだ。明日の午後決めるよ。(SOCCER KING)

ここにいる選手みんなが良い状態だ。万全ではないのは、ジャンルカ・ガウディーノのみで、ほかのみんなはプレーできる。ホルガー・バドシュトゥバーもだ。2年間、ケガに悩まされ続けた彼が戻ってきたのは、我々にとってビッグニュースだった。シャビ・アロンソについては、本人やドクターたちと話す必要がある。彼は今日、良い練習ができた。しかし、我々はもちろんリスクを冒したくない。それでも、明日はシーズンで最も大事な試合の一つだ。シャビやバスティアン(・シュバインシュタイガー)に関しては、足ではなく、彼らの頭脳が必要なんだ。彼らの判断スピードは誰よりも早いからね。私はシャフタールと5回対戦した。初めてのとき、彼らのクオリティーに驚かされたよ。素晴らしい選手がたくさんいる。4人の優れたスピーディーなFWがいるね。ルイス・アドリアーノ、ウェリントン、(ドグラス・)コスタ、(アレックス・)テイシェイラ、そしてクロアチア代表のダリヨ・スルナというずば抜けた右サイドバックも長い間このチームにいる。(ヤロスラフ・)ラキツキの左足は、私が見た中で最高としか言えない。ミルチェア・ルチェスクのこともよく知っている。彼は非常にスマートだ。ファイナルまでの道のりは長い。明日はそこに向けての一歩目だ。これはチャンピオンズリーグであり、我々は彼らとの2試合でベストパフォーマンスを見せる準備ができている(Goal)

ロッベン

我々は確かにフットボーラーだ。しかしその前に1人の人間だよ。その土地が戦火に包まれていることは既に知っている。火事場のような危険な状況では、選手はとてつもない成果をもたらさなければならない(フットボールチャンネル)

僕たちもこの状況を理解しているし、全員影響を受けている。そこにいかずに、現実を無視することはできない(サッカーマガジンゾーンウェブ)

ミュラー

周りではひどい戦争が起こっているけど、本当の意味で自覚することはできない。こういう状況を本当に知っているわけではないからね。危険な地域に本拠地があるチームと対戦するという状況を理解するのは難しい。現実離れした状況だよ(Goal)

恐ろしい戦争がここで起きている。だが、本当の状況は理解できない。危機的状況の地域にあるチームと対戦することを理解するのは難しい。現実離れしている状況だ(サッカーマガジンゾーンウェブ)

レヴァンドフスキ

確かに、3年ほど前にシャフタールと対戦した。それから多くの選手が去って行ったね。今のシャフタールは別の場所で練習して、別の場所に本拠地を置いている。まったく別の試合になると予想しているよ(Goal)

ルチェスク監督

もしバイエルンを乗り越えたとすれば、我々は英雄になれる。そのことに疑いはない。最後に公式戦を戦ったのは2カ月前であり、難しいコンディションで準備をしている。もちろん誰もがバイエルンが勝ち進むと予想しているだろう。(ジョゼップ・)グアルディオラはもちろん、彼の選手たちのポテンシャルを十分に分かっている。我々は残念ながら分からない。これまでの試合は親善試合だったので、公式戦とは比べられないからだ。だがサッカーでは、必ずしも論理どおりになるとは限らない。どんなことも可能だ。我々のチームには13人のブラジル人選手がいる。おそらく欧州で最もブラジル的なチームだろう。バイエルンにはW杯優勝メンバーが6人いる。若いブラジル人たちは力を証明し、W杯での敗戦のリベンジをしたいと考えている。彼は圧倒的に我々のキープレーヤーだったが、代役に関して何も問題はない。タイソンもマルロスも(ウェリントン・)ネムもいる。全員が準備を整え、試合を楽しみにしている(Goal)

主将スルナ

われわれは皆、毎試合がアウェーのような感覚で、今季は厳しい状況だ。ファンの応援が本当に懐かしい。でも最善を尽くし、この困難な時にシャフタールを愛してくれる彼らに喜びをもたらしたい。僕たちはいつの日かドンバス・アレナに戻ることを信じている。それは僕たち全員の夢だ(AFP=時事)

ルイス・アドリアーノ

常に目標は勝つことだ。だから相手がまたバイエルンであってもね。我々のフィジカルはいい状態に仕上がっている。バイエルンに対する準備は出来ているよ!(フットボールチャンネル)

バイエルンは僕らとまったく違うリズムでサッカーをしている。相手は3日か4日おきに公式戦があるが、こっちはこの1か月半、親善試合で何度かプレーしただけだ(AFP=時事)

タイソン

不安はない。我々は強力なチームを駆使し、何より良き賢智を備えた指揮官、ミルチェア・ルチェスクとともにいる(フットボールチャンネル)

かつてシャフタールに所属のムヒタリヤン

シャフタールはバイエルンを十分に脅かすことが出来る。チームは既に長い間、何よりも攻撃的なプレー哲学を際立たせて来た。ルチェスクのチームはどんな可能性も秘めていると思う。シャフタールは統制のとれたプロフェッショナル達による、強いチームだ(フットボールチャンネル)

シャフタールのサポーター(21歳学生)

紛争地域となっているドネツクでは、彼らが唯一の生きる光なんだ。バイエルンを破ることは厳しいと分かっている。だけど、僕らはみんな良い結果を望んでいる。みんなで大好きなシャフタールの成功を祈っているよ(AFP=時事)