公開日:2004/08/20

ドイツ代表、オーストリア戦で3-1の勝利

新監督ユルゲン・クリンスマンに率いられたドイツ代表が、水曜日に行われたオーストリア戦で3-1(前半1-1)の勝利を収めた。3つのゴールはすべてシュツットガルトのFWケビン・クラニーによるものだった。
EURO(欧州選手権)2004ポルトガル大会で屈辱のグループリーグ敗退を喫し、ルディ・フェラーが監督を辞任してから2カ月がたった。新監督に元代表FWクリンスマンを迎えたドイツは、現在FIFAランキング89位のライバル、オーストリアと対戦し、長らく見せたことのない決定力のあるサッカーを披露した。
オーストリアサッカー協会の創立100周年を記念し、ウィーンのエルンスト・ハッペル・スタジアムで行われた親善試合は、前半2分のクラニーの先制ゴールで幕を開けた。
ドイツは試合序盤から、クリンスマン監督とアシスタントコーチ、ヨアヒム・レーブのサッカー哲学を展開しようと試みた。早いパス回しとダイレクトプレーを基本に、ドイツはフェラー時代よりリスクにチャレンジする姿勢を見せ、敵のディフェンス陣をかき回した。だがンポの速いプレーは、多くのパスミスを生み出す結果ともなった。
そのミスをついて、オーストリアのマルティン・アメルハウザーが、10分に絶妙の連係プレーによってオーストリアに同点ゴールをもたらした。
ドイツは前半、幾つかの絶好のゴールチャンスを作り出した。クローゼに代わって追加招集されたジェラルド・アザモアは、18分と23分にゴールを狙った。21分にはオーストリアのGKマンドルがボールを持ったままよろめき、危うくオウンゴールという場面もあった。
後半16分には、トルステン・フリンクスのフリーキックから、クラニーが代表戦6点目となるゴールをヘディングで決め、ドイツがリードを取り戻した。28分には再びクラニーが、オーストリアのGKトマス・マンドルの致命的なミスを利用して3-1とした。
クリンスマン監督は、バイエルン・ミュンヘンの5選手とシュツットガルトの3選手を含む、平均年齢25.64歳の若いスターティングメンバーをピッチに送りこんだ。代表のチームマネージャーに就任したオリバー・ビアホフは、試合中継を担当したARD放送局のハーフタイムの取材に対し「かなり満足できる出来だと思う。試合の出だしはもちろん素晴らしかったし、ケビン(クラニー)のプレーに喜んでいる。私たちはスピードのある攻撃を展開し、相手ゴールを脅かし続けている」と試合を分析した。クリンスマンの前任者であるフェラーも、2000年8月16日に行われた監督としての初試合で、スペイン相手に4-1の勝利を収めている。
集まった3万7900人の観客の中には、両国の大統領であるホルスト・ケーラーとハインツ・フィッシャー、FIFA会長ジョセフ・ブラッターやUEFA会長レナート・ヨハンソンの姿も見られた。
この試合でバイエルンのMFミヒャエル・バラックが、今回初めてキャプテンを務めた。27歳のバラックは、クラニーの1点目と3点目でアシストを決めている。バラックは、後半からイェンス・レーマン(アーセナル)と交代したチームメイトのGKオリバー・カーンから、キャプテンマークを継承した。
(sid)
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