カーン:「最終目的はタイトル獲得と成功」 | 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2004/07/26
カーン:「最終目的はタイトル獲得と成功」

金曜午後は、オリバー・カーンに特別なスケジュールが組み込まれていた。カーンはウリ・へーネス・ゼネラル・マネージャーとフェリックス・マガット監督と一緒に、シカゴ市内の7階建てのスポーツショップ「スポーツマート」でサイン会に出席した。
400人のサッカーファンとFCバイエルンファンが、FCBのスポンサーのアディダスが企画したサイン会に集まった。その仲にはサインや献辞の他に記念写真におさまる姿も見えた。(写真参照)サイン会の後fcbayern.deは FCBの「タイタン・ゴールキーパー」カーンにインタビューした。
fcbayern.de: カーンさん、サイン会にこんなにファンが集まると予想して
Oliver Kahn:驚いた。アメリカで特に男子サッカーはまだそれほど浸透していないのに。アメリカではサッカーが1994年のワールドカップを機にブレイクすると期待されていたが、まだ苦戦している。女子サッカーの方が人気があるようだ。
fcbayern.de:訪米の目的はまさしくそのためでしょう。特にFCバイエルンをアピールするため。カーンさんにとって、どれぐらい重要ですか。
Kahn:’もちろん、重要なことだ。株式公開をした会社にとってお金、利益、マーケットなしでは何もできない。つまり、FCBクラブも知名度を高めて新しい市場を開拓しなければならない。そのためにはアジアでもアメリカでも現地でチームをアピールすることが大切だ。マンチェスター・ユナイテッド戦でアピールできればさらにいいけれど。
fcbayern.de:マンチェスター・ユナイテッドといえば、この対戦は現状ではどんな意味がありますか。
Kahn:面白い試合になることは間違いない。でも、FCBがシーズン直前の調整期間だと言うことも忘れないで欲しい。選手の中には、休暇から戻ってきたばかりの者もいる。私はトレーニングを再開して4-5日目だが、調子はまあまあだ。他の選手はもう調子が上々なのもいれば、まだ完全にダウンしているのもいる。
fcbayern.de:それでも、このスタディオンの試合は「特別」と言えますか。
K ahn:とにかく、楽しみにしている。下級レベルのチームと対戦するよりマンチェスター・ユナイテッド相手の方がいいに決まっている。現状のレベルを把握できる。スタディオンの席はもう売り切れだと聞いているし、6万人の観衆の前でプレーするのは夢のようだ。ゴールに球が来ないような田舎チームとプレーするより、ずっとましだ。
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fcbayern.de:大西洋を渡る飛行や時差、そして四日間だけの滞在など、たいへんなストレスになりませんか。Kahn:「たいへんなストレス」ってどんな意味ですか。プロの我々にとって当然のこと。今日では珍しいことではないでしょう。高い給料を払っているクラブは、その元を取らなければならない。ドイツのサッカー業界だって、最近は経営が難しくなっているし、今回のことはプロとしての役目でしょう。
fcbayern.de:月曜日にトレーニングに戻ったそうですが、これまでの新監督の働きぶりはどう評価しますか。
Kahn:もちろん今は新しいことだらけだ。最初から厳格な働きぶりだ。状況判断やトレーニングでの要求などをお互いに探り合っている状態だが、これは新しい監督が来た時はよくある状況だ。でも、FCBにとって最終目的はタイトル獲得と成功だ。
fcbayern.de:監督の他にも新しい選手が何人か入って、チーム内でのライバル意識が高くなったと思いますが、トレーニングでそれを感じますか。
Kahn:新しいことはいいことだ。これまでも、FCバイエルンの中で常に競争があった。私が入ってからだって、シーズン初めにはいつもトップ選手が何人もいて「誰が試合に出るか、誰が出ないか」に気をもむ。FCバイエルンではまったく当たり前の状況だ。
fcbayern.de:ある意味では、カーンさんにもライバルが現れたのでは。マガット監督はフィールのド選手をチームキャプテンにしたがっていますが。どうお考えですか。
Kahn:今のところ、そのことについては何も考えていない。というのは、私にとってまったく重要なことでないからだ。私にとって重要な重要なことは、試合に集中できて良い成績を上げること。キャプテン問題でそれに支障が出れば、監督と個人的に話をするまでだ。
fcbayern.de:最後の質問ですが、ドイツのナショナルチームの新監督にユルゲン・クリンツマンが有力視されています。クリンツマンとは一緒にプレーした仲ですね、この人選をどう思いますか。
Kahn:ドイツサッカー連盟はまったく新しい道を進もうとしています。ユルゲン・クリンツマンは選手生活が長くいろいろな経験を積んでいるが、監督としての経験は短い。これは事実だ。でもフランツ・ベッケンバウアーだってルディ・フェルカーだってナショナルチームの監督になった時は監督の経験は長くなかった。つまり、まったく新しい状況になると言うことで、どういう方向に進むかはわからない。
fcbayern.de: ありがとうございました。
インタビューはヘルベルト・シテフェ
シカゴでカーンにインタビュー