「仕事始め」トーステン・フリンクス、FCバイエルンにやって来た - 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2004/07/20
「仕事始め」トーステン・フリンクス、FCバイエルンにやって来た

金曜日の午前10時、最後にFCバイエルンへの移籍が決まったフリンクスがゼーベナー通りのトレーニングに姿を現わした。ドイツ代表チームがEURO2004で敗退、それによって夏の休暇が長くなったこともあり、3週間半経った今、4人目の「新人」がレコードマイスターにやって来た。
バイエルン・ルックで初のトレーニングを終えたフリンクスは、「みんなからとても暖かく迎え入れられたよ」と、報告。見るからに新しいチームが気に入ったようだ。早速コンディショントレーナーのヴェアナー・ロイトハートにしごかれるのも、27歳の彼は意ともしていないようだ。
「シーズンは3週間後に迫っていて、もうあまり時間がない。遅れを挽回するために、今日から頑張らないと」と、フリンクス。ヴェストファーレン出身(ドイツの西部地方)の彼は、ニーダーバイエルン出身のロイトハートの指示に少々「問題」があった。「よ~く、聞き取らないとダメなんだ」(バイエルンは訛りが強いため)。Officiai Site



ミッドフィールド選手の彼はバイエルンの新監督とも再会を果した。フェリックス・マガット監督の元で、フリンクスはすでに1998/1999シーズンにヴェアダー・ブレーメンにてプレイしている。このため、フリンクスにとっては、トレーニング内容も慣れたものだ。「フェリックス・マガット監督の元ですでにプレイしていたし、ここでのトレーニングも良く分かっているよ」とフリンクスは語った。

縄跳び、メディシンボール、もしくは鉛ベストなどの道具はマガット監督はすでにブレーメン時代に利用していた。「あの時でもすでに練習プログラムに入っていたよ」とフリンクスは思い出す。

惨憺たる結果に終わったヨーロッパ選手権からすでにフリンクスは気持ちを切り替え、今はFCバイエルンで全力を出すのみだ。「バイエルンでプレイすれば、すべての大会で優勝したくなるよ」と、大胆な発言をした。これは2年前のドルトムントでの目標でもあった。「この目標は今でも変わっていないよ」。

レコードマイスターの新ナンバー8について、チームのメンバー達はどう思っているのだろう。フリンクスをドイツ代表チームでよく知っているイェンス・イェレミスは「彼は良い選手だし、バイエルンを救ってくれると思うよ」と語った。しかし、FCバイエルンでは、「特に他のチームにはない抵抗力に対しても戦わなくてはならないんだ」と、イェレミスはフリンクスが今後立ち向かわなければならない困難について示唆した。