ヒッツフェルト:我々は諦めない | 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2004/03/22
ヒッツフェルト:我々は諦めない

FCバイエルンが無冠のままシーズンを終える可能性がさらに現実味を帯びてきた。土曜日にヘルタBSCベルリンとアウェイで対戦し、1:1(1:1)で引き分けたレコードマイスター。ブンデスリーガのタイトル防衛のチャンスはさらに減ってしまった。日曜日の夜にVfLヴォルフスブルクと対戦する首位のヴェルダー・ブレーメンは、勝てば勝ち点差を11に広げることが出来る。
「試合に勝てないのに、まだタイトル獲得について語り続けるなんて、ばかばかしいと思われても仕方がない。」とバイエルンのキーパー、オリバー・カーンは試合後に語った。「我々の今のサッカーを見る限り、チームがタイトル獲得の可能性を信じていると思う人はいないだろう」。
公式戦3試合連続で勝利を逃したことに対し、「ものすごく失望している」と語ったのはオットマール・ヒッツフェルト監督だ。「タイトル争いをするチームがするサッカーではなかった」とヒッツフェルトは語り、9節を残した現時点で「勝負はほぼ決まった」と考えている。しかしそれでもヒッツフェルトは諦めるつもりはない。「我々は諦めない。最終節まで全力を尽くすのが我々の義務だ」。
<A HREF=”http://www.fcbayern.t-online.de/jp/club/archive/news/13326.php?fcb_sid=5f58b3e75ff68087b0a55f3f80533101″ TARGET=”_blank”>Official</A>



6万800人の観客で満員に埋まったベルリン・オリンピアスタジアムで、バイエルンはこれ以上ないスタートを切った。早くも前半8分にロイ・マカーイが今シーズン18点目となるゴールを決め、バイエルンが先制したのだ。しかし先週末のハンザ・ロストック戦(3:3)と同様に、バイエルンはリードを広げることが出来なかった。

逆にバイエルンは降格の危機にさらされているベルリンに、自分たちのミスからチャンスを与え、前半の序盤は全くいい所のなかったベルリンを勢いづけてしまう。そしてその結果がハーフタイム直前の同点ゴール。ファウルによって与えられたPKをマルセリーニョが決めてベルリンが同点に追いついたのだった(43分)。

しかもヘルハス・ファティを不必要なファウルで倒し、ベルリンにPKを与えたのは、ここ数試合で素晴らしい動きを見せていたバスティアン・シュヴァインシュタイガーだった。「このようにPKにつながるミスは許されない」と、コーチのミヒャエル・ヘンケは試合後にコメントしている。ヒッツフェルトはシュヴァインシュタイガーを批判するのではなく、彼の未熟さを指摘した(「経験が浅く、クレバーさが足りない」)。

後半に入るとFCBは勝ち越しゴールを狙って攻撃に出るが、ゼ・ロベルト(66分)がつかんだチャンス以外には、これといったゴールチャンスは生まれなかった。「チームはこれだけ勝ち点差をつけられている状況に慣れておらず、疲れている選手もいる」と、カーンはバイエルンが実力を発揮できない原因について語った。

試合が引き分けのまま終わり、バイエルンが敗戦を逃れることが出来たのは、ベルリンが数多くのカウンターのチャンスで逆転ゴールを決められなかったからだ。「相手にこれだけ多くのチャンスを与えるなんて、あってはならないことだ。我々もゴールを決めるのにあまりにも多くのチャンスが必要だ」とカーンは語った。

「勝ち点差を縮めて、ヴェルダーにプレッシャーをかけるつもりだったのが、その目標を果たすことが出来なかった」とミヒャエル・バラックは語り、逆転優勝の可能性については「かなり難しい」と考えている。「引き分けではどうにもならない。今重要なのは二位の座を守ることだ」とバラックは語った。3位のVfBシュツットガルトとの勝ち点差は現在3ポイント。そのシュツットガルトは来週末、ヴェルダー・ブレーメンと対戦する…。