ミュラー、ボアテング、フンメルス怒りの代表招集外宣告 - 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2019/03/11
ミュラー、ボアテング、フンメルス怒りの代表招集外宣告

ミュラー29歳、ボアテング30歳、フンメルス30歳
今後代表には招集しないとレーブ監督の判断
まあ監督が決めることだからしょうがないが
発表のタイミングがまずかった
そして監督から選手に伝わるよりもサッカー協会会長が
発表したことがさらに。

ドイツ代表“246キャップトリオ”が今後は招集外と指揮官明言 「新しい選手を加えたい」
SoccerMagazine ZONE WEB/サッカーマガジンゾーンウェブ

ドイツ代表を率いるヨアヒム・レーブ監督が、2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)優勝の立役者であるDFマッツ・フンメルス、DFジェローム・ボアテング、FWトーマス・ミュラーの3選手について、今後は招集することはないと明言した。3人合計で「246キャップ」を誇るスタートリオは、若手選手にその座を譲ることになるという。英公共放送「BBC」が報じた。
14年ブラジルW杯で世界王者となったドイツだが、昨年行われたロシアW杯はまさかのグループリーグ敗退。国民の期待を裏切る結果となった。レーブ監督も多くの非難を浴びたが、22年カタールW杯まで続投することが決まっている。
そして、06年からの長期政権を築く指揮官が重大な決断を下した。来年には欧州選手権(EURO)という大舞台を控えるなかで、フンメルス、ボアテング、ミュラーという3人のベテランを今後招集しない方針を明かしたのだ。
レーブ監督は「2019年はドイツ代表にとって新たなスタートだ。チームに新しい選手を加えたい。これは正しい一歩だと確信している」とコメント。世代交代のために大胆な変革を起こすと決断したようだ。
30歳のフンメルスとボアテングは、所属するバイエルンでもセンターバックでコンビを組む間柄で、代表ではボアテングが76キャップ、フンメルスが70キャップを持つ。ブラジルW杯決勝のアルゼンチン戦でも、ともに先発出場した。
29歳のミュラーは2010年の南アフリカW杯で史上最年少得点王(20歳)となるなど、若くしてブレークを遂げ、W杯3大会通算10得点を記録した。29歳にして代表通算100キャップ38得点を誇る。
3人合計で246キャップにも及ぶ豪華トリオだが、レーブ監督が在任中は招集されることがなくなるという。より若いタレントが続々と台頭するなか、彼らにも後進に道を譲る日が来たということのようだ。

ドイツ代表が衝撃決断!14年W杯制覇3選手の代表キャリア終焉を発表「新たなスタートを切る」
(Goal)

2014年のブラジル・ワールドカップの優勝に大きく貢献したフンメルス、ボアテング、ミュラーの3選手。現在はいずれもバイエルンで活躍し、ブンデスリーガ6連覇を果たすなど依然としてトップレベルでプレーできることを証明している。
しかしレーヴ監督は、ドイツ『ビルト』でバイエルン3選手を今後代表に呼ぶことはないだろうと語った。先日にはバイエルンを訪れ、3選手に説明したと明かしている。
「2019年はドイツ代表にとって新たなスタートを切る年だ。我々は昨年末から開始した変革を続けていきたいと考えている。ジェローム・ボアテング、マッツ・フンメルス、そしてトーマス・ミュラーが代表チームのメンバーに入ることはもうないだろう。選手たちとバイエルンの監督に私の考えやプランを説明することが大切だった」
「彼らはいまだにワールドクラスだ。私はマッツ、ジェローム、トーマスと成功に満ちた素晴らしい年月を一緒に過ごせたことに感謝している。しかし、代表チームにとって将来の準備をすることが重要だ。我々はチームに新戦力を加えたいし、これが正しいステップだと確信している。EURO2020の予選が始まるこの年に、若い選手たちが成長するためのスペースを用意し、今から責任を背負ってもらいたい」

ミュラーらバイエルントリオが独代表で構想外に、指揮官が大胆決断
AFP BB

2週間後のセルビアとの親善試合、そして今月24日に行われるオランダとの欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選に向けた代表メンバー発表を前に、レーブ監督が爆弾を投下した。
監督は「2019年はドイツ代表にとって新たな始まりの年となる」とコメント。「バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の3選手と首脳陣に私の考え、そしてプランを個人的に説明することが大切だった」と続け、ミュンヘン(Munich)へ飛んで3人と直接話をしたことを明かした。
ブラジル大会でも指揮を執った指揮官は、「マッツ、ジェローム、トーマス」と「成功に満ちた素晴らしい特別な歳月を長くともに過ごせた」ことに感謝した。
ボアテングは自身のフェイスブック(Facebook)を更新し、「今回の知らせは悲しい。国を代表して戦うことは、自分にとっていつだって最高の経験だった」と心境をつづった。
「決断を尊重するし、理解もしている」「僕自身もかつては若手で、自分に代表の椅子がまわってくるかはベテラン選手次第だった。それでももちろん、別の形で『さようなら』と言えたら良かった」
ボアテングとフンメルスはどちらも30歳で、ミュラーはまだ29歳だが、3人は合計で246試合もの代表キャップを刻み、ブラジル大会ではチームの中核を担った。しかし2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)では、監督が信頼を置いていたスター選手たちの低調なパフォーマンスが響き、チームはまさかのグループリーグ敗退という失態を演じていた。【翻訳編集】 AFPBB News

エジル、同世代3人へのドイツ代表引退勧告にSNSで反応「このような形で去るのは残念」
(Goal)

ドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督が、マッツ・フンメルス、ジェローム・ボアテング、トーマス・ミュラーの1988~89年生まれ3人について、今後代表に招集しない意向を示した。
この公表を受け、ロシア・ワールドカップの後にドイツ代表からの引退を表明していた同世代メスト・エジルが、自身のSNSでこの件について言及した。
エジルはボアテングとの2ショット写真をツイートし「僕らはアンダー世代のドイツ代表で一緒になって以来、本当にいろんな素晴らしい瞬間を体験した。あなたは親友であり、ピッチ内外で僕を支えてくれる素晴らしい人物だ」とのメッセージを添えた。
また、エジルは「ドイツ代表における最高の人物の一人が、このような形で代表を去らなくてはならないなんて本当に残念だ」と続け、レーヴ監督の発表に否定的な見解を示している。
今回代表引退を勧告されたフンメルス、ボアテング、ミュラーはいずれも2014年のブラジル・ワールドカップ優勝メンバーとなったが、2018年のロシア・ワールドカップではグループリーグ最下位での早期敗退を経験。
エジルは2018年7月、人種差別や連盟の対応を理由にドイツ代表からの引退を表明していたが、前述の3人はその後も代表に留まり、UEFAネーションズリーグにも出場。だが、ドイツはこのコンペティションでも結果を残せずにいた。
レーヴ監督がベテラン勢3人に引導を渡した形になったが、先に代表引退を表明していたエジルからして、今回の騒動に対して思うところがあるようだ。

レーブ監督がバイエルン3人に代表引退宣告…ドイツ代表刷新へ「これが正しいステップ」
ゲキサカ[講談社]

ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督が、優勝した2014年W杯ブラジル大会の主力だったDFジェローム・ボアテング(30)、DFマッツ・フンメルス(30)、MFトーマス・ミュラー(29)の3人を今後代表に招集しないことを発表した。
独『シュポルト・ビルト』によると、3月シリーズの代表メンバー発表前に、レーブ監督はバイエルン所属の3人がいるミュンヘンまで足を運び、代表引退を宣告したようだ。レーブ監督は「2019年はドイツ代表にとって新たなスタートの年になる。ジェローム・ボアテング、マッツ・フンメルス、トーマス・ミュラーを今後は招集しない。バイエルンの3人と首脳陣に私の考え、プランを個人的に説明することが大切だった」と話した。
「彼らはまだワールドクラスで最前線にいる選手だよ。長い間、ドイツ代表を背負ってきた大切な選手たちだ。私はマッツ、ジェローム、トーマスとともに、多くの成功を共有し、素晴らしい年月を過ごせたことに感謝している」
「しかし、代表チームは将来に向けた道をつくることが重要なんだ。チームに新しい戦力を加えたい。私はこれが正しいステップだと確信している。EURO2020の予選が始まる今年、明確な刷新の合図を送る。若い選手たちが成長するための十分なスペースを用意するということ。今から責任を背負ってもらいたい」

ミュラー、独代表“戦力外通告”に怒りの反論「まだ高いレベルでプレーできる」
(スポニチアネックス)

ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのFWトーマス・ミュラー(29)が、ドイツ代表レーウ監督からの“戦力外通告”に怒りを爆発させた。
ドイツ代表のレーウ監督は5日、今月の親善試合に向けた代表メンバー発表で、バイエルン・ミュンヘン所属するミュラーと、DFマッツ・フンメルス(30)、DFジェローム・ボアテング(30)の2014年W杯優勝メンバー3人を今後招集しないことを発表。「3人と共有してきた素晴らしい成功の年月に感謝したい。今、未来に向けてチームを一新したい。これが正しいステップだと確信している。若い選手達が入って成長することが必要だ」と理由を語っていた。
この発表を受けて、ミュラーは自身のインスタグラムの動画で反論。国際Aマッチ100試合で38ゴールを挙げているベテランは「考えれば考えるほど怒りがわいてくる」と感情を露わにした上で「監督がスポーツ面での決断をするのは構わない。しかし、これは個々のキャラクター(人格、地位)にかかわる問題だ。マッツ、ジェローム、そして僕も最も高いレベルでまだプレーできる」と主張した。
ボアテングもツイッターで「個人的にはまだ最高レベルでプレーできると思っている。代表ユニホームを着ることに誇りを抱いてきた。このような終わりは望んでいなかった」と一方的な通告に疑問を呈した。

ミュラー「理解できない」ドイツ代表追放に怒り爆発
日刊スポーツ : nikkansports.com

突然のドイツ代表追放に、バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表FWトーマス・ミュラー(29)が怒りの声をあげたと、6日付の独紙ビルトが報じた。
ドイツ代表は優勝候補として臨んだ18年W杯ロシア大会でまさかの1次リーグ敗退となった。その後もオランダとフランス同組となった欧州ネーションズリーグで最下位となり降格するなど、18年はドイツサッカーにとって最悪の年となってしまった。
この現状を踏まえてドイツ代表のヨアヒム・レーウ監督は、抜本的なチーム改革に着手するために5日、若手中心の選手選考をすることを発表した。さらに今後はミュラーとDFフンメルス(30)、DFボアテング(30)の、ベテランにさしかかるBミュンヘン3人を代表に招集しないことも発表。代表チームのマネジャーを務めるオリバー・ビアホフ氏は「再出発に向けて、選手選考から明らかな決意が見られるようにしたい」と世代交代を明かした。
問題となったのはこの発表が監督から選手に伝えるより早く、ドイツ・サッカー協会の会長が公に発表してしまったことだという。レーウ監督は3選手に今回の経緯を説明すると話していたが、実際はプレスリリースが先に発表。さらに3選手とはわずか5分しか話をしていないという。
まず最初に反応したのがミュラーだった。自身のインスタグラムに5日、突然の代表追放に「1日中、じっくり考えてみて、改めて今回の進展に怒りを覚えている。僕もジェローム(ボアテング)もマッツ(フンメルス)もまだトップレベルでサッカーができるのに、今回の決断は理解できない」と怒り心頭。「レーウ監督から話を聞く前に、すでにドイツ・サッカー協会の会長から声明が発表されたというのはいいやり方ではないし、僕らに対する評価としても、あってはならないことだ」と不信感を募らせた。
Bミュンヘンもこうした対応に憤りを感じ、声明を発表した。基本的に代表監督の選考について口出しをしないようにしていると前置きしたうえで「発表のタイミングとやり方に疑問の余地が残る。9日にウォルフスブルク戦、そして13日にはリバープールとのCL第2戦があるという非常に大事な時期に伝えられては混乱してしまう」と、発表の時期に問題があると主張。さらに「レーウ監督とビアホフ氏が何のアポもなしに訪問してきたことにも驚かされた」と批判的な見解を示した。
ビルト紙はフンメルスとボアテングもミュラーに続き、何らかの声明を出してくるのではないかと報じた。若返りを図る必要性は間違いなくあったとはいえ、14年W杯優勝メンバーの主力としてこれまで代表の屋台骨を支えてきた功労者だけに、もっと他のやり方があったのではないだろうか。【中野吉之伴通信員】

所属選手の代表引退通告…バイエルンも直前まで知らず「予告なしの訪問に驚いた」

フットボールチャンネル

ミュラー含む3人は2014年のワールドカップでドイツ代表を優勝に導いた功労者。これまで何度も代表チームに招集されてきた。ただ、2018年に行われたワールドカップでは、ミュラーなどが出場しながらもグループリーグ敗退という屈辱を味わっている。レーヴ監督は新しいスタートを切ることを理由に、ミュラー含む3選手を招集外にすると発表した。それに伴い、バイエルンも公式声明を行なっている。
「一般に公表されるタイミングとして状況は疑わしい。ドイツ代表の最後の試合は2018年11月19日に行われた。次の土曜日に、バイエルンはタイトル争いの上で重要なヴォルフスブルク戦を控えている。来週水曜日にはチャンピオンズリーグ(CL)のリバプール戦もある。最後の試合から3ヶ月半という期間がありながら、重要な一戦の数日前に選手や一般人に向けて知らされたという事実は、我々をイライラさせた。さらに昨日、レーヴ監督とディレクターのオリバー・ビアホフ氏が予告なしに訪問してきた。我々は非常に驚いている」
クラブの発表によれば、所属選手が代表引退通告を受けるのは直前まで知らされていなかったようだ。不適切なタイミング、勝手気ままな振る舞いに、バイエルンは怒りを込めた声明を出している。
突然のドイツ代表引退勧告に激怒!ミュラー「怒りを憶える。理解できない」
(Goal)

5日、ドイツ代表のレーヴ監督はミュラーとともにマッツ・フンメルス、ジェローム・ボアテングを今後代表に招集しないことを発表。指揮官は「若手に場所を空けるため」と話したが、2014年のワールドカップ制覇に貢献した3選手の突然の代表キャリア終了は、大きな驚きとともに波紋を広げている。
この決定に選手は納得できていないようだ。2010年のデビュー以降、通算100試合出場38ゴールを記録したミュラーは、自身のツイッターでこの決定に納得できないと主張した。
「このことを考えれば考えるほど、怒りを憶える。なぜこの決定により代表でのキャリアを終わらせなければならないのか理解できない。代表コーチによる突然の決定に本当に唖然としている。もちろん、代表コーチが決断を下す立場にあることは明らかだ。ただ、マッツ、ジェローム、そして僕はいまだにトップレベルでプレーできる。それに、DFB(ドイツサッカー連盟)とともに多くの成功を手にし、長い年月を歩んできた」
「代表コーチの決定を聞いた後、すぐにDFBの声明に目を通した。僕からしてみれば、これは正しいやり方ではない。いつだってドイツ代表のユニフォームに袖を通すことを誇らしく感じ、全てを捧げてきた。僕はファイターで、今は前を向きたい。ただ、戦いはまだ終わっていない」

ミュラーら独代表の主力3人外しは依然波紋を呼ぶ
日刊スポーツ : nikkansports.com

トーマス・ミュラー、ジェローム・ボアテング、マッツ・フンメルスの3選手をドイツ代表から今後外すというドイツ代表ヨアヒム・レーウ監督の決断は同国サッカー界で様々な波紋を呼んでいると、7日付ビルト紙が報じた。
バイエルン・ミュンヘン監督ニコ・コバチは「トーマス、ジェローム、マッツはがっかりしている。29から30歳ですでにもう終わった選手と評価されるのは正しくない。彼らは今何をすべきかわかっている。これからパフォーマンスをしっかりと発揮してくれると確信している」と話した。
元ドイツ代表キャプテンのローター・マテウス氏は「私はヨアヒム・レーウのファンだし、評価している。だが今回の件でいえば、もっと他のやり方をしなければならなかったのではないか。14年W杯を最後に下り坂になってきているからの決断というのはわかる。レーウには22年W杯までのプランがあるのだと思う。そうなると彼ら3人は、おそらくもうメンバーに入ってこないだろう。だが問題なのはその知らせ方とタイミングだ。なぜ18年W杯直後にしなかったのか。その後3か月は何だったのか。なぜブンデスリーガの重要な終盤に入るところで、なぜ大事なチャンピオンズリーグのリバプール戦前にしたのか」と指摘した。
元ドイツ代表GKで現在はアウクスブルクのアシスタントコーチを務めるイエンス・レーマンは「選手の失望を理解できるし、今回のタイミングは非常におかしい。彼ら選手のモチベーションに悪い影響を及ぼしかねない。そして彼ら3人はそれぞれのポジションで唯一CLで勝ち残っている選手だ。他の選手はまだこのレベルでプレーしたことがない」と批判的な見解を示した。
一方でフライブルクのクリスティアン・シュトライヒ監督は「別れるか別れないかだ。監督として重要なのは、自分のやり方で成功を収められるかどうかだ。成功してるともいえず、若返りもできていない状況で今後どうなるかははっきりと言えるよ。ヨギィ(レーウ)は代表監督だ。彼は決断をする権利があるし、決断をしなければならない」と理解を示していた。
また元レーバークーゼン監督クリストフ・ダウム氏は「タイミングとやり方は良くない。だが私はヨギィ・レーウのことを信頼している。ロシアW杯直後にこうした決断をしてそれぞれの選手がやり玉にあげられるのを避けようとした。これまで非常に貢献してきた選手を切ることは間違いなく簡単なことではない。だが彼が考えるべきは今後2、3試合のことではなく、将来に向けてのプランだ」とレーウの心境を考慮した発言をしていた。
激しい批判も覚悟の上だろう。それでもレーウはドイツ代表の黄金時代を支えた功労者を外すという決断をした。若手へ一気にかじを切ることで、代表チームは新しく船出する。20日のセルビア戦、24日のオランダ戦で、新生ドイツ代表が始動する。【中野吉之伴通信員】

独代表構想外となったフンメルスも監督に不信感あらわ、「理不尽だ」
AFP BB

【AFP=時事】サッカードイツ代表を率いるヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督が、ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するスタートリオに構想外であると通告したことについて、前日に怒りを爆発させていたトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)に続いて、マッツ・フンメルス(Mats Hummels)も7日、同指揮官に対する個人的な不信感をあらわにした。
王者として臨んだ2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)でグループリーグ敗退に終わったドイツは、UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2018-19)でも4強入りを逃した。
こうした状況を受けて、今週はじめに代表チームのてこ入れを宣言した59歳のレーブ監督は、5日にミュンヘン(Munich)へ自ら飛び、ミュラーとフンメルス、そしてジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)に対して代表メンバーとしてのキャリアが終わることを告げた。
フンメルスは自身のツイッター(Twitter)に、「個人的には不当な決定であると確信している(もちろん、決定は尊重する)、こうしたやり方をするなんてとにかく信じられない」と思いをぶつけた。
「トーマスとジェローム、そして自分は代表チームに全力を注いできたし、何年もプレーしてきた。だから、こうしたやり方に関しては、これまで自分たちがやってきたことや成し遂げてきたことを踏まえると、とにかく理不尽であるというのが自分の見方だ」
バイエルンを率いるニコ・コヴァチ(Niko Kovac)監督も同日、「今がピークの選手を捨て去る行為は、フェアとは思えない」と驚きをあらわにした。

教え子3人の代表追放騒動にコバチ監督「彼らは失望している」選手たちの奮起に期待
(Goal)

5日、ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督は1988~89年生まれ、マッツ・フンメルス、ジェローム・ボアテング、トーマス・ミュラーを、今後代表に招集しない意向を示した。事実上の“追放宣言”に、対象者3名だけでなく、元代表のメスト・エジルも否定的な見解を示すなど、長年ドイツ代表を支えた中軸への処遇に、批判の意見が集中していた。
そんな中、前述の3人が在籍するバイエルンのニコ・コバチ監督が、メディアの前でこの件について言及している。
「選手たちが連盟の声明に失望していることはよく知っている。私も29歳ぐらいの選手に対して“終わった選手”というレッテルを貼るべきではないと思っているからね」
その一方でコバチ監督はフンメルス、ボアテング、T・ミュラーについて「彼らは今、次の試合に向けて集中している。きっと自身のパフォーマンスを最大限に発揮してくれるだろう。今後数週間のうちに、彼らはレーブの決断が誤りだったということを証明してくれるはずだ」と続け、教え子たちの奮起に期待を寄せた。
同指揮官は次節以降について「バイエルンはブンデスリーガでようやくドルトムントに追いつくことができた。おそらく、これでドルトムントは刺激を受けてここからさらにモチベーションが高まるはずだ。我々はドルトムントの対戦チームに期待する、他力本願の状況が続いていた。だからこそ、ここから我々は自力でリーグ優勝に向けて戦い続けなくてはいけない。次節、ヴォルフスブルク戦は気の抜けない試合になるね」と語っている。
バイエルンは8日、ヴォルフスブルクとリーグ戦で戦ったあと、13日にはUEFAチャンピオンズリーグのラウンド16第2戦、リヴァプール戦が控えている。
負けられない試合の続くバイエルン。代表からの引退勧告を受けたフンメルス、ボアテング、T・ミュラーは、レーブの決断が間違いだったとピッチ上で証明できるかどうかも見どころの一つとなりそうだ。

ドイツ代表“構想外”のDFボアテング、監督の決断に理解 「新たな方向性を尊重する」
SoccerMagazine ZONE WEB/サッカーマガジンゾーンウェブ

ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督から“構想外”との通告を受けたバイエルンのDFジェローム・ボアテングが、自身のツイッターに声明を投稿。指揮官の決断に理解を示した。
レーブ監督は現地時間5日、ボアテングを含め、DFマッツ・フンメルス、FWトーマス・ミュラーのバイエルン3選手について、今後、ドイツ代表に招集しないことを明言。2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)優勝の立役者であるベテラントリオを構想外とし、「チームに新しい選手を加えたい。これは正しい一歩だと確信している」と、世代交代に着手することをうかがわせていた。
代表からの“引退勧告”をされたも同然の状況に、ボアテングはツイッターで「僕にとって、母国の代表であるということが常に一番重要だったので、この知らせを悲しく思う」と胸中を吐露。代表に別れを告げることに落胆の気持ちを表した。
ボアテングはそれでも「僕は新たな方向性を尊重するし、代表監督の決断を理解している。僕自身も若かった頃は、年上の選手にポジションを譲ってもらう必要があった」と、若手の代表定着には、ベテラン勢が身を引く必要があるということに理解を示した。
30歳での代表引退勧告に「違う形での別れを願っていた」と本音も…
現在30歳のボアテングだが、「僕個人としては、今後も最高のレベルでプレーできると確信しているし、これからもそれを見せていくつもりだ」と、自身の能力はまったく衰えていないことを強調。「僕は代表のユニフォームに袖を通す時はいつでも、この上なく誇らしく思ってきた。なかでも、2014年の夏のことは決して忘れない」とブラジルでの世界制覇に思いを馳せ、今後は代表で過ごした時間を思い出すたびに、喜びを覚えるだろうと綴った。
レーブ監督の決断を受け入れ、世代交代にも理解を示したボアテング。「とはいえ、もちろん、僕らがもっと違う形で別れを告げられることを願っていた」と本音も垣間見せたが、最後は「これからの代表の大いなる成功を祈るよ!」と結び、チームにエールを送っていた。