レヴァンドフスキ vs バイエルン - 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2016/06/17
レヴァンドフスキ vs バイエルン

ユーロでドイツ vs ポーランド
世界一ストライカー・レヴァンドフスキ
vs 世界屈指の守備陣、ボアテング&フンメルス、ノイアー

EURO2試合連続不発のレバンドフスキ バイエルンDFコンビに封殺されて「ドイツをリスペクトし過ぎた」と後悔
SoccerMagazine ZONE WEB/サッカーマガジンゾーンウェブ

ポーランド代表の主将FWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)は欧州選手権(EURO)グループステージで2戦連続不発に終わった。スコアレスドローに終わった16日のドイツ戦では「相手をリスペクトし過ぎた」と消極的な戦いになったと唇を噛んだ。独公共放送局「ドイチェ・ヴェレ」が報じた。ポーランドはドイツとの対戦で前半シュート0に抑えこまれた。2トップの一角で先発したレバンドフスキも中盤の位置まで下がり、攻撃の組み立てに参加しようと試みたものの、ドイツの素早いプレスを受けて自由にプレーさせてもらえなかった。主将の重責も担うストライカーは「前半はあまりにドイツをリスペクトし過ぎていた」と反省しきりだった。

一方、レバンドフスキはバイエルンの同僚ジェローム・ボアテングと来季バイエルンに加入するマッツ・フンメルスという鉄壁DF陣を前に沈黙。徹底マークに遭い、シュートチャンスもほとんどなかった。データ会社「オプタ」のデータによれば、これまでドイツ代表の守護神GKマヌエル・ノイアーを相手に15試合で7得点と5割近い得点率を誇っていたレバンドフスキだが、この日はクラブでのチームメートを脅かすようなシーンはなかった。「後半は押し込み、チャンスもつくりだせていた」と巻き返しを見せたチームのパフォーマンスには一定の手応えを感じていたようだが、自身も含めて枠内シュートは0。ストライカーとしては悔しさばかりが募る一戦となった。

今大会予選最多となる13得点を記録し、今季ブンデスリーガの得点王となったレバンドフスキも本大会ではここまで不発。決勝トーナメント進出を懸けたウクライナとの第3戦でエースは欧州最強ストライカーの異名にふさわしい実力を見せることができるだろうか。

ドイツとポーランドは今大会初のスコアレスドロー
(スポーツ報知)

最大のチャンスは後半開始早々に訪れた。始まって約20秒。ポーランドは右サイドからMFグロシツキがクロス。ドイツDFボアテングの頭を越え、ゴール前のFWミリクが合わせにいく。顔面で触れたボールは左ポストをかすめて惜しくも外れた。エースのFWレバンドフスキは試合後、「良い結果だったが、我々は少なくとも1点を取るに値したはずだ」とゴールに迫りながら、決められなかったチームを悔やんだ。

すぐさまドイツにもチャンスが訪れる。後半2分、MFクロースからペナルティーエリア内のFWゲッツェにスルーパスが通る。すぐさま右足を振り抜いたが、GKファビアンスキが正面でセーブした。

ドイツとドイツ・ブンデスリーガで15―16季に30得点で得点王に輝いたポーランドのエースFWレバンドフスキ(バイエルン)の対決が1つの見所だった。バイエルンで現在チームメートのボアテングと、新シーズンから加入するフンメルスが、同僚のレバンドフスキをなんとか抑えた格好になった。「守備には本当に満足しているが、攻撃は多くのチャンスを作り出せなかった」とヨアヒム・レーブ監督(56)も守備には合格点を与えた。

今大会の予選ではD組で同居し、1勝1敗。結局この試合はともにゴールを割ることができず、0―0。ポーランドのアダム・ナバウカ監督(58)は「チームにとても満足している。特に規律と戦術の意識はすべて綿密に行われた」と手応えをつかんだ。今大会初のスコアレスドローとなり、ともに2試合を終えて勝ち点を4とした。

ドイツをターゲットに定めたレヴァンドフスキ、沈める準備はできているか「恐れなどない」
TheWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

世界ナンバーワンストライカー、ロベルト・レヴァンドフスキは世界王者を沈める準備ができているようだ。

EURO2016グループC最大の山場とされるポーランド対ドイツ。ともに初戦を勝利で飾っているだけに、チームの状態は悪くない。また、両チームは今大会の予選でも戦っており、成績は1勝1敗だ。初戦でフル出場しながらノーゴールに終わっているエースのレヴァンドフスキがこの試合への意気込みを語っている。独『Bild』が伝えた。

「僕にとってドイツはこの大会の優勝候補だ。でも何でも起こり得るんだ。落ち着いているし、自信を持って彼らを迎え撃つよ。恐れなどない。彼ら相手にも楽しむことが必要だ」

ドイツにとってレヴァンドフスキが最大の脅威となることは間違いない。世界最高のストライカーと現世界王者の守備、どちらが上回るのか注目だ。